REASON 2

その今しかない輝きを奪うのではあるまいか(輝きが今だけ、ではなく、今だからある輝きの意)。
それが理由だ。
新入社員にしても、協力会社(下請)の若者にしても、自分にしても。
その世界に身を置くことで、自分の可能性を封じてしまっている気がしてならない。
場合によっては、その世界の特性に加えて、多重構造の下層にいるという理由でも。
「怒り」に似たものすら感じてしまうよ。
彼らの「輝き」を奪っているように思えるその世界に対して。



「10年は泥のように働け」「無理です」――今年も学生と経営者が討論(@IT)

若いうちは1つの仕事を与えられても、そこから全体が見えるようになるまでは時間がかかる。それでも、知る努力をしなければいけない

時間がかかる、と。
時間がかかるのは、その世界が閉鎖的な特性を持っているから。
この『ウェブ時代をゆく』若者たちを閉じた世界に追いやって「時間がかかる」だと?
多重構造ゆえ「努力」しても開かれない場所すらあるというのに。

仕事をするときには時間軸を考えてほしい。プログラマからエンジニア、プロジェクトマネージャになっていく中で、仕事というのは少しずつ見えてくるものだ

少しずつ、と。
外の世界には『高速道路』が敷かれたというのにか?
そもそも PG、SE、PM というキャリアパスがどうなんだ、という話もあるが、下層にはそんなパス自体存在しない。

大きなシステムの構築などの仕事では、個々人の突出したスキルではなく、チームワークが重要だ

チームワーク?
勝手な都合で切り捨てる駒に対してか?
「IT技術者はやりがいがある仕事か」—学生とIT産業のトップが公開対談(ITpro)

数として欲しいのは,金融システムなど企業の大型システムに従事する人間。こういった領域では,個人の能力よりは業務ノウハウが重要。プログラマとして優秀であっても,業務を理解しないと,よいシステムができない

文字通り「数」としか受け取れん。
挙句、その「数」に技術も業務も丸投げか。
…と、この感情的なテキストより、こちらの方が説得力あるかな。
 10年は泥のように働け(池田信夫 blog)

新入社員は会社というムラに「贈与」するので、それを取り返すまではやめられない。ところが、取り返せる40代になると、もうつぶしがきかないので、しかたなく会社に一生ぶら下がる

あるいは建設的なこちら。
 内部で喧嘩するよりも、ユーザーを変えていこう(GoTheDistance)

業務システムには運用があって、いくら開発時に「超生産性高い技術者」が颯爽と現れ短期間でカットオーバーできたとしても、もうその技術者は戻ってこないわけで。

ユーザーにとっては、その技術者は開発時のコスト。
だから、開発が終われば切り捨てる(言い方が悪くて失礼)。
その辺の意識も変えないといけない気がする。
そういう観点で「内製回帰」(また完全に意味を理解していないが)というのには賛成。

それ、誰が面倒見るのよ、と。そういうのもあって、業務知識は大切だしチームワークも大切です。技術的負債を負っているシステムというのは、まさにリビングデッドです。

その世界の特性、体質、構造そのものがリビングデッドにも思える。
そして「重鎮」は今を生きる若者に、その負債を負えと言っているように聞こえる。
それは、
ストーンオーシャン―ジョジョの奇妙な冒険 Part6 (16) (ジャンプ・コミックス)

自分が『悪』だと気づいていない…もっともドス黒い『悪』だ…

もし、そんな世界でも闘い抜くという覚悟を決めたら、下層でも輝きを放つことができるだろうか?
自分より若い人には、輝いていて欲しい。
そう思った。
それが理由だ。

広告
    • ban
    • 2008年 6月 6日

    > だから、開発が終われば切り捨てる(言い方が悪くて失礼)。
    どうも会社だけでなく、社会全体がコンビニ化してるような気がして・・・
    > 文字通り「数」としか受け取れん。
    どこの企業に限った訳ではないけど、
    人を「Resource(資源)」とか「人材(材料)」とかいう言葉で表すあたりで
    モノとしか見ていないんだろうね。
    金の目処も付けられそうだし、そろそろ会社員から卒業かな。
    /* 遅すぎるレスで申し訳ない */

  1. > 人を「Resource(資源)」とか「人材(材料)」とかいう言葉で表すあたりでモノとしか見ていないんだろうね。
    そういうところが子供の頃からの愛読書が人間賛歌で、人間学を専攻してきた身にとっては違和感がある世界。
    — ラーメン屋できたら呼んで下さい

  1. トラックバックはまだありません。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。